撮影・素材

求人広告に載せる写真は何を撮るか:枚数が限られているときの選び方

更新日:2026-09-16

求人媒体に登録できる写真には枚数の上限があります。engageは求人1件あたり最大6枚、求人ボックスのリスティング広告向け画像連携も最大6枚と案内されています。

限られた枚数をどう使うかを考えるとき、手がかりになるのは「求人票の文字からは読み取れないことは何か」という問いです。勤務地も給与も仕事内容も文字で書いてあります。写真でしか伝わらないものに枠を使うと、重複が減ります。

文字で書ける情報と、書きにくい情報

文字で書ける文字では書きにくい
勤務地、給与、勤務時間、休日職場の広さ・明るさ・清潔さ
仕事内容、応募資格、待遇使っている設備や道具の新しさ
従業員数、設立年働いている人の年齢層や人数の実感
会社の事業内容通勤経路や建物の見つけやすさ

右側の列が、写真に向いている領域です。

枠の使い方の一例

6枚使える場合の配分を挙げます。業種によって優先順位は変わるので、そのまま当てはめるというより、考え方の型として見てください。

  1. 働く場所の全体。店舗の売り場、オフィスのフロア、工場のライン、車両など。広さと雰囲気が一度に伝わります
  2. 実際の作業の様子。その仕事で毎日何をするのかが分かる場面。応募後の想像がつきやすくなります
  3. 使う設備・道具。レジ、機械、車、システムの画面など。経験者ほど、ここから具体的な判断ができます
  4. 休憩室・更衣室・バックヤード。求人票にはまず書かれない部分で、実際の関心は高い領域です
  5. 一緒に働く人たち。年齢層や人数の実感が伝わります。掲載には本人の同意が必要です
  6. 建物の外観・入口。面接に来るときの目印になります

枚数が3枚までのとき

媒体によっては、実質2〜3枚しか目に入らないこともあります。その場合に残すなら、次の3つが情報量あたりの効率が高くなります。

  • 働く場所の全体(どこで働くのか)
  • 作業の様子(何をするのか)
  • 休憩室など、求人票に書かれない部分(他社の求人と差がつく部分)

撮る前に決めておくこと

写る人の同意を先に取る

人が写る写真を使う場合、撮影の前に本人に伝えて同意を得ておくと、あとからの差し替えを避けられます。求人広告は広告にあたるため、掲載まで含めた同意が必要になるという解説が、社労士事務所や人材関連の記事で示されています。詳しくは社員の顔写真を使うときの同意で整理しています。

実態と合っているかを確認する

改装前の写真、別の事業所の写真、繁忙期だけの体制で撮った写真などは、応募者が見る状況と食い違うことがあります。2022年10月に施行された改正職業安定法では、求人情報について虚偽の表示や誤解を生じさせる表示をしないこと、内容を正確かつ最新に保つことが求められています。詳しくは求人情報の「的確な表示」と画像で整理しています。

写り込みを確認する

撮る前にひと通り見回しておくと、あとの手戻りが減ります。

  • 個人情報が書かれた掲示物、名簿、宛名の見える郵便物
  • モニターに表示されている顧客情報や社内システムの画面
  • 他社の商品やロゴ
  • 同意を取っていない人(通行人、来客、他部署の社員)

撮ったあとに使い回せるようにしておく

同じ写真を複数の媒体に出す、あるいは半年後に別の職種の募集で使う、ということは珍しくありません。元データを大きいまま保管し、媒体ごとに必要な寸法をそのつど書き出す形にしておくと、比率の要件が変わっても対応できます。

まとめ

  • 写真の枠は文字で書きにくい情報に使うと重複が減る
  • 場所の全体・作業の様子・求人票に書かれない部分、の3つが効率が高い
  • 人が写る写真は、撮影前に本人の同意を得ておく
  • 実態と食い違う写真は避け、撮影時期が古い場合はその旨を添える
  • 撮る前に写り込みを見回しておくと手戻りが減る

撮った写真を、掲載先の寸法に合わせてまとめてリサイズできます。

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この記事を書いた人

都内在住。Web制作・デザインに20年以上携わり、現在はインハウスでWeb制作や改善業務に関わっています。求人原稿に載せる画像の用意や差し替えを自分で行ってきた経験をもとに、画像まわりの決まりごとをできるだけ手を動かしやすい形に整理して発信しています。

この記事の位置づけ

画像の扱いについて一般的な内容を整理したもので、特定の求人媒体の仕様や、個別の事案について結論を示すものではありません。媒体の仕様は改定の告知なく変わることがあるため、入稿前に掲載先のヘルプで確認できます。

参考・出典

※媒体の仕様は2026年9月時点で公開情報から確認できた範囲のものです。改定の告知なく変わることがあるため、入稿前に掲載先のヘルプで確認できます。