職場写真の撮り方:スマホでできる準備と、明るさの整え方
更新日:2026-09-16
求人広告の写真を外部に頼まず社内で撮る場合、機材より先に効いてくるのは準備のほうです。ここでは、スマートフォンで撮ることを前提に、効き方の大きい順に4つ挙げます。
1. 片づける:いちばん効く
同じ場所を同じ機材で撮っても、片づいているかどうかで印象は大きく変わります。応募者は写真から職場の状態を読み取るため、ここは撮影技術より先に効きます。
撮る前に片づけたいもの
- 机の上の私物、飲みかけのカップ、書類の山
- 床に置かれた段ボール、配線
- 壁に貼られた古い掲示物、はがれかけの紙
- ゴミ箱、掃除道具(画面の端に入りがちです)
- 椅子の向きをそろえる(そろっているだけで整って見えます)
実態と離れるほど片づけると、入社後の食い違いにつながります。「普段いちばん片づいている状態」を再現する程度が、無理のない範囲になります。
2. 明るさを整える
暗い写真は、それだけで職場が狭く見えたり古く見えたりします。照明機材がなくても、次の3つで大きく変わります。
- 照明を全部つける。普段は一部を消している場合でも、撮影のときだけ全灯にします
- ブラインドを開ける。自然光が入ると、蛍光灯だけの写真より色が自然に出ます
- 窓を背にしない。窓を背にして室内を撮ると、明るい窓に露出が合って室内が暗く写ります。窓を横か背後に置いて撮ると安定します
それでも暗い場合、撮影後に明るさを上げる方法もありますが、上げすぎると粒状感が出ます。撮る段階で明るくしておくほうが仕上がりは安定します。
3. 撮る位置を決める
入口から撮ると広く写る
部屋の隅、できれば入口に立って撮ると、部屋の対角線が写るため実際より広く見えます。部屋の中央から壁に向けて撮ると、写る範囲が狭くなります。
目線の高さか、少し低めに
立った姿勢(床から150cm前後)が自然に見える高さです。作業台や机を見せたい場合は、少し低めに構えると机上が入ります。逆に高い位置から見下ろすと、実際より狭く写りやすくなります。
人が写る場合は動きのある場面で
カメラに向かって並んだ集合写真より、作業をしている場面のほうが仕事内容が伝わります。ただし、写る人の同意は事前に取っておきます。作業中に「ちょっと撮るね」と声をかけるだけでは、掲載までの同意としては不足するという解説があります。
4. 水平を取る
床や机の線が傾いていると、内容に関係なく落ち着かない印象になります。多くのスマートフォンにはグリッド線や水準器の表示機能があるので、撮影前に有効にしておくと安定します。
撮影後に傾きを直すこともできますが、回転させると四隅が欠けるため、その分を切り取ることになります。撮影時に水平を取っておくほうが、画角を無駄にせずに済みます。
撮るときの実務的な段取り
- 時間帯を決める。自然光が入る時間で、かつ現場が落ち着いている時間を選びます
- 写る人に先に伝える。同意を得るとともに、当日の服装も整えてもらえます
- 同じ場所を数枚撮る。角度や高さを変えて撮っておくと、あとから比率に合うものを選べます
- 縦でも1枚撮る。SNSの縦長フィードに使う可能性があるなら、その場で押さえておくと切り出さずに済みます
- その場で確認する。写り込み、ぶれ、明るさをその場で見ておくと、撮り直しの往復が減ります
やらなくてよいこと
手間に対して効果が見合いにくいものもあります。
- 加工で明るさや色を大きく変える。実際の職場と印象が離れ、内容の正確さという点でも説明しにくくなります
- 過度なデジタルズーム。画素を引き伸ばしているだけなので粗くなります。近づくか、あとから切り取るほうが画質を保てます
- 高すぎる解像度の追求。Webに載せる分には1200px前後で足ります。詳しくは解像度とdpiの関係で整理しています
まとめ
- 効き方がいちばん大きいのは片づけ。ただし実態から離れない範囲で
- 照明を全部つけ、窓を背にしない。それだけで暗さは大きく改善する
- 入口から撮ると部屋が広く写る
- グリッド線で水平を取る。あとから直すと画角が削れる
- 人が写る場合は、撮影前に掲載までの同意を得ておく
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※この記事は、撮影の進め方について一般的に言われている内容を整理したもので、特定の資料にもとづくものではありません。業種や撮影場所によって適した方法は変わります。