トリミングで大事なものが切れないようにする:撮り方と切り方
更新日:2026-09-16
求人媒体は媒体ごとに写真枠の形が違います。4:3の媒体、3:2の媒体、16:9の媒体があり、同じ写真を出しても切られる位置がそれぞれ変わります。さらにスマートフォンでの一覧表示では、正方形に近い形で切られることもあります。
そのたびに撮り直すのは現実的ではないので、どの比率で切られても意味が通る写真を用意しておくのが実務的な解になります。
中央に寄せておくと、切り方の違いを吸収できる
横長(16:9)から正方形(1:1)まで切り出す可能性を考えると、確実に残るのは中央の正方形の範囲です。1200×675の写真なら、中央の675×675がそれにあたります。
Wantedlyの会社ページのカバー画像には、上下20%を除いた中央60%を「セーフエリア」とし、テキストはそこに収めるという案内があります。媒体は違っても、考え方は共通して使えます。
中央に置いておきたいもの
- 人物の顔(とくに主役になる人)
- その職場だと分かる特徴的な設備・什器
- 文字を入れる場合はその文字
- 会社のロゴが写り込む場合はその部分
撮影のときにできること
引きで撮っておく
あとから寄せる方向(切り取って拡大する)には加工できますが、引く方向(写っていないものを足す)にはできません。迷ったら少し広めに撮っておくと、切り方の選択肢が残ります。
ただし引きすぎると、1200pxに縮めたときに被写体が小さくなりすぎます。「主役が画面の3分の1から半分くらいを占める」あたりが、切り方の自由度と見やすさの折り合いがつきやすい範囲です。
同じ場面を縦と横の両方で撮る
SNSの縦長フィード(4:5や9:16)にも出す予定があるなら、撮影の時点で縦位置でも1枚押さえておくと、あとから無理に切り出さずに済みます。横写真から縦を切り出すと、左右が大きく落ちるためです。
端に情報を置かない
ホワイトボードの文字、壁の掲示、看板などを写したい場合、それが画面の端にあると切られる可能性が高くなります。見せたいものは中央寄りに配置して撮ります。
切るときに確認する順番
- いちばん狭い比率で試す。出す予定のなかでもっとも正方形に近い比率で切ってみて、主役が残るかを見ます。ここが通れば他の比率でも残ります
- 人の切れ方を見る。顔が半分になっていないか、体が不自然なところで切れていないかを確認します
- 文字の切れ方を見る。看板や掲示物の文字が途中で切れていると、読めないだけでなく別の意味に読めてしまうことがあります
- 縮めた状態で見る。実際に表示される大きさ(横1200px程度、スマートフォンでは横400px程度)で確認します。等倍では気にならなかった要素が、縮めると潰れて見えることがあります
切り抜くか、余白を足すか
比率が合わないときの選択肢は2つあります。
| 切り抜く | 余白を足す | |
|---|---|---|
| 仕上がり | 枠いっぱいに写真が入る | 上下か左右に色の帯が出る |
| 失うもの | 枠からはみ出した部分 | 写真が枠のなかで小さくなる |
| 向いているもの | 職場・人物の写真 | ロゴ、文字入りの画像、図版 |
職場写真で余白を足すと、枠のなかで写真が小さく見えて目を引きにくくなります。逆にロゴを切り抜くと、社名の一部が欠けて別の読み方になることがあります。全体が見えないと意味が通らないものは余白、雰囲気が伝わればよいものは切り抜き、という分け方が扱いやすくなります。
媒体側で自動的に切られる場合
比率を合わせずに入稿すると、媒体が自動で切り抜いて表示することがあります。このときどこを切るかは選べません。中央基準で切られることが多いため、端に人物が写っていると顔が欠けることがあります。自分で比率を合わせてから入稿すれば、切られる位置を自分で決められます。
まとめ
- 複数の媒体に出すなら、中央の正方形の範囲に大事なものを置く
- 引きで撮っておくと切り方の選択肢が残る。逆は取り返せない
- 切るときはいちばん狭い比率から試し、人と文字の切れ方を見る
- 実際に表示される大きさまで縮めて確認する
- 全体が見えないと意味が通らないものは切り抜かず、余白を足す
この記事の位置づけ
画像の扱いについて一般的な内容を整理したもので、特定の求人媒体の仕様や、個別の事案について結論を示すものではありません。媒体の仕様は改定の告知なく変わることがあるため、入稿前に掲載先のヘルプで確認できます。
参考・出典
※媒体の推奨値やガイドラインは2026年9月時点で公開情報から確認できた範囲のものです。改定の告知なく変わることがあるため、入稿前に掲載先のヘルプで確認できます。