仕組み

同じ部署が同じグループになるのは避けられない:重なりの数え方

更新日:2026-09-17

シャッフルランチで「部署が固まらないようにしたい」と考えても、完全にバラバラにはできません。どこまで散らせて、どこからは避けられないのか。引き算で先に分かります。

部屋の数より人が多ければ、必ず重なる

20人を5人ずつ4グループに分けるとします。開発の人が7人いたら、4つのグループに1人ずつ置いても3人余ります。余った3人はどこかのグループに入るしかないので、最低3組は同じ部署どうしの同席が発生します。

避けられない重なりの数え方

部署ごとに (その部署の人数 − グループ数) を計算し、マイナスなら0とみなして、すべて足す。

開発7人・4グループなら 7 − 4 = 3。営業5人なら 5 − 4 = 1。人事4人・管理4人はどちらも0。合計すると4組です。これがこの構成で避けられない最小の重なりになります。

実際にそこまで散らせるか

部署の人数の内訳を変えながら、20人・5人ずつ4グループで30通り試し、いちばん良かった結果を記録しました。

部署の人数理屈上の最小実際の結果
5・5・5・54組4組
6・5・5・44組4組
7・5・4・44組4組
8・4・4・44組4組
10・4・3・36組6組
12・4・2・28組8組
20(全員同じ部署)16組16組

7パターンとも、理屈上の最小と実際の結果が一致しました。これ以上は減らせないところまで散らせている、ということになります。

最初の4パターンがどれも4組なのは偶然ではありません。20人を4グループに分ける以上、1グループは5人。5人の中に4つの部署しかなければ、必ず1組はどこかで重なります。それが4グループぶんで4組です。部署の数がグループの人数より少ないと、この下限からは逃れられません

減らしたいなら、変えるのは人数のほう

重なりを減らす方法は2つです。

やり方効果引き換えになるもの
1グループの人数を減らすグループ数が増え、引き算の結果が小さくなる全員と会うまでの回数が増える
部署の区切りを粗くする1つの区分の人数が減る「散らしたい単位」が変わる

前者は効きます。20人で開発が7人なら、4グループだと3組の重なりですが、5グループ(4人ずつ)にすれば 7 − 5 = 2組まで減ります。ただし1グループが小さくなるぶん、全員と一度ずつ会うまでの回数は増えます。

散らすほど、出会いは少し遅くなる

属性を指定することには代償があります。20人・5人ずつで6回まわしたときの、累計の出会い組数を比べました。

条件6回後の累計(全190組)
部署を指定しない184組
部署を指定して散らす167組

部署を散らそうとすると、選べる組み合わせが狭まります。その結果、新しい顔ぶれに当たる速さは少し落ちます。6回で17組ぶんの差です。

どちらが良いかは目的によります。「毎回いろいろな部署の人と話したい」なら指定する価値があり、「とにかく早く全員と一巡したい」なら指定しないほうが速く進みます。両方を最大にはできないという関係です。

このツールでの扱い

このツールでは、部署などの属性は「できるだけ散らす」条件として扱っています。NG組み合わせのような絶対の条件ではありません。上で見たとおり、絶対にすると成立しない場合があるためです。

結果の画面には「同じ属性が重なった組」の数を出しています。引き算で求めた最小値と見比べれば、それ以上は減らせない状態かどうかが分かります。

まとめ

  • 避けられない重なりは(部署の人数 − グループ数)を足した数で求まる
  • 7パターンで測ったところ、理屈上の最小と実際の結果は一致した
  • 減らしたいならグループ数を増やす。ただし全員と会うまでの回数は延びる
  • 部署を散らすと、6回後の出会いは184組から167組に減る
  • 「部署を散らす」と「早く全員と会う」は同時には最大にできない

参加者と1グループの人数を入れると、部署が固まらないように散らし、NG組み合わせを避けて振り分けます。前回のURLを開けば、同席した人を避けて組み直せます。

グループ分けを作る →

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この記事を書いた人

都内在住。Web制作・デザインに20年以上携わり、現在はインハウスでWeb制作や改善業務に関わっています。飲み会の幹事や当番決めで毎回もめるのが面倒で、決め方の仕組みそのものを調べて整理したものを発信しています。

この記事の位置づけ

一般的な考え方と、当サイトのツールの実装を説明したものです。お金のやりとりや当番の決め方は、最終的にはその場の合意で決まります。この記事は判断の材料を並べたもので、特定のやり方を勧めるものではありません。

この記事について

※当サイトのツールの実装と、その考え方をまとめたものです(2026年9月時点)。