アスペクト比とは:4:3・3:2・16:9をどう選ぶか
更新日:2026-09-16
求人媒体のヘルプに「4:3を推奨」「3:2で作成してください」と書かれていることがあります。この数字はアスペクト比と呼ばれるもので、画像の横と縦の長さの比を表しています。
ピクセル数そのものより、この比率のほうが見た目に効いてきます。理由は、比率が合っていない画像を枠に入れると、どこかが切られるか、どこかに余白ができるからです。
比率と寸法の関係
同じ4:3でも、寸法はいくつも取れます。
| 比率 | 同じ比率になる寸法の例 | 見た目の印象 |
|---|---|---|
| 1:1 | 400×400/800×800/1080×1080 | 正方形。ロゴやアイコン |
| 4:3 | 800×600/1200×900/1600×1200 | やや横長。求人媒体の写真枠でよく見かける |
| 3:2 | 1200×800/1800×1200/3000×2000 | 4:3より少し横長。一般的なカメラの標準 |
| 16:9 | 1280×720/1200×675/1920×1080 | 横に広い。動画と同じ形 |
| 1.91:1 | 1200×630 | さらに横長。リンクを共有したときの画像 |
| 4:5 | 1080×1350 | 縦長。スマートフォンのフィード向け |
掲載先が「600×450px以上」のように最低寸法だけを示している場合、その数字は4:3です。以上と書かれていれば、同じ比率でより大きい1200×900でも条件を満たします。
比率が合わないとどうなるか
3:2で撮った写真(たとえば3000×2000)を、4:3の枠(1200×900)に入れる場面を考えます。取れる方法は2つです。
切り抜く:枠を埋めて、はみ出した分を落とす
写真を枠いっぱいに広げ、収まらない部分を切り落とします。枠に隙間なく収まりますが、写真の端に写っているものは消えます。3:2を4:3にする場合は左右が切られるため、横に広がった構図ほど端の要素が落ちやすくなります。
余白を足す:全体を残して、空いたところを塗る
写真全体が収まるように縮め、余ったところに色を敷きます。写っているものは全部残りますが、上下か左右に帯ができます。ロゴのように全体が見えないと意味が通らないものはこちらが向いています。
どちらを選ぶかの目安
- 職場や人物の写真 … 切り抜く。余白があると枠のなかで写真が小さく見えます
- ロゴ・図版・文字が入った画像 … 余白を足す。端が切れると読めなくなります
- 迷う場合 … 一度切り抜いてみて、大事なものが残っているかを確認します
媒体側で自動的に切られることもある
比率が合っていない画像をそのまま登録すると、媒体側が自動で切り抜いて表示する場合があります。このときどこを切るかは選べません。中央基準で切られることが多いため、端に人物が写っていると顔が半分になることがあります。
比率を合わせてから入稿すれば、切られる位置を自分で決められます。これが、寸法を事前に合わせておく実務上の理由です。
複数の比率に出すときの撮り方
1枚の写真を4:3にも16:9にも使いたい場合、撮影の段階で対応できます。
- 被写体を中央寄りに置く。どの比率で切っても残ります
- 周囲に余裕を持たせて撮る。引きで撮っておけば、あとから寄せる方向には加工できます。逆はできません
- 文字を入れるのは切り出したあと。先に文字を入れると、比率を変えたときに切れます
Wantedlyの会社ページのカバー画像には、上下20%を除いた中央60%を「セーフエリア」とし、テキストはそこに収めるという案内があります。考え方は他の媒体でも同じで、大事なものほど中央に寄せておくと、比率の違いに強くなります。
まとめ
- アスペクト比は横と縦の長さの比。同じ比率なら寸法が違っても同じ形に収まる
- 比率が合わないときは「切り抜く」か「余白を足す」のどちらかになる
- 写真は切り抜き、ロゴや文字入りは余白、が扱いやすい
- 自分で比率を合わせておくと、切られる位置を自分で決められる
- 撮影時に被写体を中央寄りにしておくと、複数の比率に使い回せる
この記事の位置づけ
画像の扱いについて一般的な内容を整理したもので、特定の求人媒体の仕様や、個別の事案について結論を示すものではありません。媒体の仕様は改定の告知なく変わることがあるため、入稿前に掲載先のヘルプで確認できます。
参考・出典
※媒体の推奨値は2026年9月時点で公開情報から確認できた範囲のものです。改定の告知なく変わることがあるため、入稿前に掲載先のヘルプで確認できます。