年収別の手取り早見表【2026年版】300万〜1,500万円の手取りと内訳
更新日:2026-09-14
「年収500万円だと手取りはいくら?」という疑問に、2026年度の保険料率と令和8年分の税制で計算した数字でお答えします。あわせて、年収が上がるほど手取り率が下がっていく仕組みも整理します。
年収別の手取り早見表
会社員(協会けんぽ・一般の事業)で、39歳以下・扶養なし・賞与が年収の20%という条件で計算した数字です。
| 年収 | 手取り年収 | 月あたり | 社会保険料 | 所得税 | 住民税 | 手取り率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 300万円 | 241万円 | 約20.1万円 | 44万円 | 27,464円 | 117,300円 | 80.5% |
| 350万円 | 280万円 | 約23.3万円 | 52万円 | 41,554円 | 144,900円 | 80.0% |
| 400万円 | 318万円 | 約26.5万円 | 59万円 | 57,737円 | 176,600円 | 79.4% |
| 450万円 | 355万円 | 約29.6万円 | 66万円 | 74,379円 | 209,200円 | 79.0% |
| 500万円 | 393万円 | 約32.8万円 | 74万円 | 91,073円 | 241,900円 | 78.6% |
| 550万円 | 430万円 | 約35.8万円 | 81万円 | 115,883円 | 274,500円 | 78.2% |
| 600万円 | 466万円 | 約38.8万円 | 88万円 | 149,270円 | 307,200円 | 77.7% |
| 700万円 | 532万円 | 約44.3万円 | 103万円 | 278,018円 | 376,400円 | 75.9% |
| 800万円 | 594万円 | 約49.5万円 | 118万円 | 431,780円 | 451,700円 | 74.2% |
| 900万円 | 654万円 | 約54.5万円 | 132万円 | 605,963円 | 532,000円 | 72.6% |
| 1,000万円 | 714万円 | 約59.5万円 | 145万円 | 783,821円 | 619,100円 | 71.4% |
| 1,200万円 | 841万円 | 約70.0万円 | 160万円 | 1,188,893円 | 804,300円 | 70.0% |
| 1,500万円 | 1,009万円 | 約84.1万円 | 182万円 | 2,005,560円 | 1,082,200円 | 67.3% |
年収が上がるほど手取り率が下がる
表を縦に見ると、手取り率が80.5%(年収300万円)から67.3%(年収1,500万円)まで下がっていきます。理由は2つあります。
- 所得税が超過累進課税:課税所得が増えるほど、増えた部分にかかる税率が5%→10%→20%→23%→33%と上がっていきます
- 控除の効果が相対的に小さくなる:給与所得控除には上限(195万円)があり、基礎控除も所得が増えると段階的に縮小します
一方で、社会保険料の負担割合は年収が高いほど下がります。厚生年金の標準報酬月額には65万円という上限があり、それ以上の給与には保険料がかからないためです。表の社会保険料を見ると、年収1,200万円から1,500万円で社会保険料は160万円→182万円と22万円しか増えていません。
同じ年収でも手取りが違う理由
この表はあくまで特定の条件での計算です。同じ年収でも、次の要素で手取りは変わります。
| 要素 | 手取りへの影響 |
|---|---|
| 年齢(40〜64歳) | 介護保険料(1.62%・労使折半)が加わり、年収600万円で年約3.9万円減 |
| 扶養家族 | 配偶者や子どもがいると所得税・住民税が減る(年収500万円で配偶者ありなら年約5万円増) |
| 健康保険組合 | 協会けんぽ(全国平均9.90%)ではなく組合健保の場合、料率は組合ごとに異なる |
| 住んでいる自治体 | 住民税の均等割や所得割に自治体独自の上乗せがある場合がある |
| 各種控除 | 生命保険料控除・iDeCo・医療費控除・住宅ローン控除などで税額が変わる |
月あたりの手取りの考え方
表の「月あたり」は年間手取りを12で割った金額です。賞与がある場合、毎月の給与振込額はこれより少なく、賞与月に多くなります。
年収600万円・賞与が年収の20%(120万円)の場合
- 月給部分:年480万円 → 毎月の振込は約30万円
- 賞与部分:年120万円 → 2回に分けて手取り約48万円
- ならすと月38.8万円
家計を考えるときは「毎月入ってくる額」と「ならした額」のどちらで見るかで印象が変わります。
手取りから固定費の目安を考える
住居費や保険料の目安は「年収の◯%」で語られることが多いものの、実際に支払えるかどうかは手取りで決まります。たとえば住宅ローンの返済負担率は税込年収を分母にするため、手取りで見ると割合が変わります。
| 年収 | 返済負担率25%(税込) | 手取りに対する割合 |
|---|---|---|
| 400万円 | 月8.3万円 | 約31% |
| 600万円 | 月12.5万円 | 約32% |
| 800万円 | 月16.7万円 | 約34% |
税込年収ベースの25%は、手取りで見ると3割を超えます。住宅ローンを検討する場合は、借入可能額シミュレーターで出した金額を手取りと並べて確認すると、負担感を把握しやすくなります。
よくある質問
Q. 表の数字と自分の給与明細が合いません
社会保険料は標準報酬月額という等級表にあてはめて決まるため、この表の計算(給与額×料率)とは差が出ます。また健康保険組合に加入している場合、料率は協会けんぽと異なります。あくまで目安としてご利用ください。
Q. 手取りを増やす方法はありますか?
控除を増やすことで税額を減らせます。iDeCoの掛金は全額が所得控除になり、生命保険料控除や医療費控除も対象です。ふるさと納税は税額そのものは減りませんが、実質2,000円の負担で返礼品を受け取れる仕組みです。それぞれ効果と制約が異なります。
Q. 年収はどこの数字を見ればいいですか?
源泉徴収票の「支払金額」です。手当や賞与を含んだ税引き前の金額で、通勤手当(非課税分)は含まれません。
まとめ
- 年収300万円で手取り約241万円(80.5%)、500万円で約393万円(78.6%)、1,000万円で約714万円(71.4%)
- 手取り率が下がるのは所得税の累進構造と控除の上限が理由
- 社会保険料は厚生年金の上限があるため、高年収ほど負担割合は下がる
- 同じ年収でも年齢・扶養・健保組合・自治体・各種控除で手取りは変わる
自分の条件での金額は、年齢や扶養人数を入れて計算すると確認できます。
年齢・扶養家族・賞与の割合を入れると、あなたの条件での手取りと内訳がその場で計算できます。年収別の早見表も入力条件に合わせて再計算されます。
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参考・出典
※記事内の試算は当サイトの独自試算です(2026年度の料率・令和8年分の税制にもとづく概算)。社会保険料の等級、健康保険組合ごとの料率差、自治体ごとの住民税の差、個人ごとの各種控除は反映していません。