疑問解消

中古車の価値は年式でどう下がるのか

更新日:2026-09-25

車の価値は年数に比例して下がるわけではありません。最初の数年で大きく下がり、そのあと緩やかになるという形が一般的です。

なぜ最初に大きく下がるのか

  • 新車という区分から外れる。 登録した時点で中古車になります。走っていなくても区分が変わります
  • 新車を買う人と競合しなくなる。 新車価格に近い中古車は選ばれにくいため、価格差を作る必要があります
  • 次のモデルが出る。 フルモデルチェンジやマイナーチェンジがあると、前の型の位置づけが変わります

逆に、年数が経った車の価値が緩やかになるのは、下がる要素がすでに出尽くしているためです。実用に足りる状態であれば、そこから先は大きく変わりません。

モデルチェンジの影響

年式そのものより、どの型に属するかのほうが効くことがあります。フルモデルチェンジの前後では、1年違うだけで型が変わり、評価も変わります。

これは買う側から見ると逆に働きます。型落ちになった直後は価格が下がりやすく、実用上の差が小さければ選びやすくなります。売る側と買う側で、同じ現象の見え方が反対になります。

車種によって下がり方が違います

下がりにくい傾向下がりやすい傾向
供給が少なく需要が続く車種供給が多い車種
実用性が長く評価される車種流行に左右される車種
海外で需要がある車種国内でしか需要がない車種

どの車種がどちらに当たるかは時期によって変わります。特定の車種名を挙げて断定できる話ではありませんので、自分の車がどうかは掲載価格の分布を年式別に見て確かめるのが確実です。

税や車検の区切りとの関係

年数が進むと、維持にかかる費用が上がる時期が来ます。初度登録から13年、18年を超えると自動車税や重量税が上がる仕組みがあり、買う側はこれを織り込んで判断します。詳しくは車検の残りの記事で整理しています。

自分の車の下がり方を見る方法。 同じ車種で年式だけが違う掲載を集めると、その車種の下がり方が見えます。走行距離が近いものをそろえると、年式の効き方だけを取り出せます。

新車価格との比べ方

「新車価格の何割まで下がったか」で見ると、車種どうしを比べられます。同じ300万円の車でも、3年後に200万円なら約67%、150万円なら50%です。この割合が高い車種ほど、価値が保たれているということになります。

割合は車種・年式・時期によって変わるため、一律の数字を挙げることはできません。自分の車で見るなら、新車価格と、いまの同条件の掲載価格の中央値を比べれば計算できます。

売る時期の判断

「あと1年乗るか、いま売るか」を考えるとき、1年で下がる額と、1年乗り続けることで得られるものを並べます。

いま売る1年乗ってから売る
いまの価格で手放せる1年分下がった価格になる
次の車の費用が早く発生する次の車の費用を1年先延ばしできる
この1年の維持費がかからない税・保険・車検・整備の費用がかかる

下がる額だけを見ると「早く売ったほうがよい」ように見えますが、乗り換えれば次の車の費用が発生します。両方を並べないと比べられません。

似た中古車の掲載価格を貼り付けると、中央値と四分位の相場帯、年式と走行距離に合わせた推定、買取の割合の目安が出ます。登録も個人情報も要りません。

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この記事を書いた人

都内在住。Web制作・デザインに20年以上携わり、現在はインハウスでWeb制作や改善業務に関わっています。自分の車を売るときに、値段を見るだけのつもりが登録を求められて手が止まった経験から、掲載価格だけで相場を出せる計算機を作り、その使い方と売却まわりの手続きを整理しています。

この記事の位置づけ

中古車の売却について一般的な内容を整理したものです。査定額や成約額を保証するものではなく、個別の契約について結論を示すものでもありません。買取店ごとに約款や手続きが違い、税や登録の扱いも車の状態や手放し方によって変わります。実際に売却するときは、契約書の条件と、お住まいの自治体・運輸支局の案内をご確認ください。トラブルになった場合は、消費者ホットライン(188)や国民生活センターに相談できます。

この記事について

※2026年9月時点の公表資料と各社の案内にもとづいています。当サイトは中古車の相場データを持たず、掲載価格から計算する仕組みのため、記事中の金額は計算例か、人工データでの実測です。実際の相場を示すものではありません。