中古車の相場は何台分見れば読めるのか:台数と条件の絞り込みを実測する
更新日:2026-09-25
「何台くらい見れば相場がわかるのか」を、計算で確かめます。価格が年式と走行距離で決まり、そこに±15万円のばらつきが乗る人工のデータを作り、同じ母集団から300回取り直して中央値がどれだけぶれるかを測りました。
台数を増やしたときのぶれ
「条件を絞らない」は年式2017〜2022年・走行距離もばらばらの状態、「条件を絞った」は年式をそろえ、走行距離も4.0〜6.0万kmに近づけた状態です。数字は中央値の5%〜95%の幅です。
| 台数 | 条件を絞らない場合 | 条件を絞った場合 |
|---|---|---|
| 3台 | 85.4万円 | 23.8万円 |
| 5台 | 73.4万円 | 19.5万円 |
| 8台 | 57.6万円 | 15.1万円 |
| 10台 | 50.3万円 | 13.5万円 |
| 15台 | 47.4万円 | 11.4万円 |
| 20台 | 42.4万円 | 9.8万円 |
| 30台 | 32.3万円 | 8.5万円 |
台数より、条件の絞り込みが効きます
条件を絞らない場合、30台集めても中央値は32.3万円ぶれます。一方、条件を絞れば3台でも23.8万円で、30台の絞らない場合より狭くなっています。
理由は単純で、条件を絞らない集団の「中央値」は、はじめから幅の広いものの真ん中を指しているからです。台数を増やすと推定は安定しますが、指している対象そのものが広いままなので、狭まりません。
順番としては、まず条件をそろえる。 車種・グレード・修復歴の有無・駆動方式をそろえてから、集められるだけ集める。この順番のほうが、やみくもに台数を増やすより早く狭まります。
絞りすぎて台数が足りないとき
条件を厳しくすると、該当する車が3台しか出てこないことがあります。その場合は、年式を1年広げる・走行距離の幅を広げるといった形で、少しずつ緩めます。緩めた分は、年式と走行距離で調整する計算に任せられます。
当サイトの計算機では、4台から走行距離での調整、6台から年式も含めた調整が入ります。8台前後で手間と精度がつり合います。
この数字について
上の表は人工データで計算したもので、実際の中古車で測った値ではありません(2026年9月時点)。価格のばらつきを±15万円と置いた場合の結果なので、実際の車種ではこれより広いことも狭いこともあります。台数と絞り込みの効き方の関係を見るための数字として使ってください。
実際に集めるときの進め方
- 車種・グレード・修復歴の有無で絞り込み、何台出てくるかを見ます
- 20台以上出るなら、年式と走行距離が自分の車に近い順に10台前後を選びます
- 5台以下しか出ないなら、年式の範囲を1〜2年広げます
- それでも足りなければ、色や地域の条件を外します
広げる順番は、効き方の小さいものからです。色や地域は幅が小さいので先に外し、グレードや修復歴は最後まで残します。
台数が多すぎるとき
逆に100台以上出てくる場合、全部を書き写す必要はありません。自分の車に条件が近い順に10〜15台を選べば足ります。上の表のとおり、条件を絞った状態なら10台で13.5万円、15台で11.4万円と、そこから先の改善は緩やかになります。
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この記事の位置づけ
中古車の売却について一般的な内容を整理したものです。査定額や成約額を保証するものではなく、個別の契約について結論を示すものでもありません。買取店ごとに約款や手続きが違い、税や登録の扱いも車の状態や手放し方によって変わります。実際に売却するときは、契約書の条件と、お住まいの自治体・運輸支局の案内をご確認ください。トラブルになった場合は、消費者ホットライン(188)や国民生活センターに相談できます。
この記事について
※2026年9月時点の公表資料と各社の案内にもとづいています。当サイトは中古車の相場データを持たず、掲載価格から計算する仕組みのため、記事中の金額は計算例か、人工データでの実測です。実際の相場を示すものではありません。