- 入れるもの
- 現在の年齢/20歳からのキャリア歴(会社員・公務員、フリーランス・自営業、フリーター・パート、無職・ブランク期間。最大5期間)/期間ごとの年数と平均年収/無職の期間に国民年金へ加入していたか
- 出るもの
- 65歳から受け取る年金の推定月額・年額/基礎年金と厚生年金の内訳/加入月数(480か月中)/満額の基礎年金との差/60歳(繰り上げ)・65歳・70歳(繰り下げ)の月額と、累計受取額の推移グラフ
手計算だと間違えやすいところを、そのまま扱います
- 基礎年金は加入月数に比例する … 満額は480か月(40年)で、足りない月数の分だけ減ります
- 厚生年金は会社員の期間だけ増える … フリーランス・自営業の期間は基礎年金の月数にだけ数えます
- 繰り上げ・繰り下げは月額が変わる … 60歳開始は24%減、70歳開始は42%増。累計が逆転する年齢もグラフで見られます
1 基本情報
65歳から受給開始として計算。受給開始年齢の比較は下部で確認できます。
かんたん入力
2 キャリア歴を入力
入力可能な最大年数: 25年(20歳〜現在の年齢)
合計入力年数: 0年
3 推定年金受取額
月額(65歳受給・推定)
年額: — 万円
基礎年金
—
万円/月
厚生年金
—
万円/月
加入月数
—
/ 480ヶ月
キャリア内訳
受給タイミング比較
60歳受給(繰り上げ)
—
万円/月
▲24%減
65歳受給(標準)
—
万円/月
基準
70歳受給(繰り下げ)
—
万円/月
+42%増
何歳まで生きると繰り下げが有利?(累計受取総額)
計算のしかた
入力したキャリア歴の期間ごとに、基礎年金の加入月数と厚生年金の額を積み上げています。ページ内のプログラムは次の式のとおりに動いています。
1. 基礎年金(国民年金)
加入月数 = 会社員・フリーランス・フリーターの期間の年数 × 12(無職の期間は国民年金に加入していた場合だけ足す。上限480か月)
基礎年金(年額)= 816,000円 × 加入月数 ÷ 480
816,000円は、このツールが満額として使っている2024年度の額です。年金額は年度ごとに改定されるため、受け取る年度の満額とは差があります。
2. 厚生年金(報酬比例部分)
厚生年金(年額)= 平均年収 ÷ 12 × 5.481 / 1000 × 会社員の期間の月数
会社員・公務員の期間ごとに計算して足し合わせます。フリーター・パートの期間は、平均年収が106万円以上のときだけ、同じ式の2分の1を加算する簡易計算です。フリーランス・自営業と無職の期間は厚生年金に加算しません。
3. 月額と受け取り開始年齢
月額 =(基礎年金 + 厚生年金)÷ 12(0.1万円単位に四捨五入)
60歳開始(繰り上げ)の月額 = 65歳開始の月額 × 0.76
70歳開始(繰り下げ)の月額 = 65歳開始の月額 × 1.42
24%減は1か月あたり0.4%を60か月分、42%増は1か月あたり0.7%を60か月分にあたります。累計受取額のグラフは「月額 × 12 × 受け取り始めてからの年数」で、生きている年齢ごとに比べています。この式では月額の大きさによらず、60歳開始と65歳開始は81歳の時点で、65歳開始と70歳開始は82歳の時点で累計が逆転します。
計算例
例1:45歳・20歳からずっと会社員(25年・平均年収500万円)
| 加入月数(25年 × 12) | 300か月 |
| 基礎年金(816,000円 × 300 ÷ 480) | 510,000円(月4.3万円) |
| 厚生年金(500万円 ÷ 12 × 5.481/1000 × 300) | 685,125円(月5.7万円) |
| 合計(65歳開始) | 月10.0万円・年120万円 |
| 60歳開始/70歳開始 | 月7.6万円/月14.2万円 |
| 満額の基礎年金との差 | 月2.6万円 |
ページを開いたときの初期値と同じ条件です。同じ働き方で60歳まで入力(会社員40年)すると、加入月数が480か月に届き、基礎年金6.8万円+厚生年金9.1万円で月15.9万円になります。
例2:45歳・会社員12年(年収500万円)のあとフリーランス13年(年収400万円)
| 加入月数(144か月 + 156か月) | 300か月 |
| 基礎年金 | 510,000円(月4.3万円) |
| 厚生年金(500万円 ÷ 12 × 5.481/1000 × 144) | 328,860円(月2.7万円) |
| 合計(65歳開始) | 月7.0万円・年84万円 |
| 60歳開始/70歳開始 | 月5.3万円/月9.9万円 |
「かんたん入力」の「会社員→フリーランス」と同じ条件です。加入月数は例1と同じなので基礎年金は変わらず、差の月3.0万円はフリーランス期間に厚生年金が積み上がらない分です。
※ 計算例は、このページと同じ式で算出した独自試算です(2026年9月時点。基礎年金の満額はページの定数の816,000円)。実際の年金額とは差があります。
このツールの前提・扱わないこと
- 入力した期間の加入実績だけで計算します。入力できる年数の目安は20歳から現在の年齢までで、これから先も働いて加入を続ける分は含めていません。現役を続ける場合は、その分だけ加入月数や厚生年金が増えます。
- 平均年収をそのまま報酬の平均とみなしています。実際の厚生年金は、標準報酬月額・標準賞与額の上限、過去の給与の再評価、加入時期による乗率の違いを反映して計算されます。
- 基礎年金の満額は2024年度の816,000円です。年度ごとの改定は反映していません。
- 公務員は会社員と同じ扱いです。
- 扱っていないもの:国民年金の免除・猶予期間、付加年金、加給年金、遺族年金・障害年金、働きながら受け取る場合の調整、年金から差し引かれる税や保険料。
- 受け取り開始年齢は60歳・65歳・70歳の3つだけを比べています。比べているのは年金額の累計で、受け取るまでの生活費や、年金額が変わることによる税・保険料の変化は入れていません。
ご自身の加入記録と見込み額は、ねんきん定期便やねんきんネットで確認できます。年金の仕組みは「年金の仕組みと受取額の計算方法」、年金だけで足りるかは「老後2000万円問題とは?」、年金で足りない分の積み立て方は「老後資金積立の始め方」で扱っています。ここで出た月額は、老後資金シミュレーター(基本計算)の「月々の年金受取額」に入れて使えます。
よくある質問
- フリーランスの期間があると、年金はどう変わりますか?
- 基礎年金の加入月数には数えますが、厚生年金は増えません。このツールで45歳・加入25年の場合、ずっと会社員(年収500万円)なら月10.0万円、会社員12年のあとフリーランス13年(年収400万円)なら月7.0万円になります。差の月3.0万円は厚生年金の部分です。
- 無職だった期間は、どう扱われますか?
- 無職・ブランク期間は、「国民年金を任意加入していた」にチェックを入れたときだけ加入月数に数えます。その期間に国民年金保険料を納めていた場合は、チェックを入れると実際に近い結果になります。免除・猶予を受けていた期間の扱いは反映していないため、ねんきん定期便の加入記録で確認できます。
- 繰り上げと繰り下げでは、累計でどちらが多くなりますか?
- このツールの計算では、60歳開始と65歳開始は81歳の時点で、65歳開始と70歳開始は82歳の時点で累計の受取額が逆転します(月額の大きさによらず同じです)。それより前の年齢で比べると早く受け取るほうが、後の年齢で比べると遅く受け取るほうが累計は多くなります。受け取るまでの生活費の賄い方や、税・保険料、健康状態も関わるため、逆転する年齢は判断材料の一つとして使えます。
- 計算結果は、ねんきん定期便の金額と一致しますか?
- 一致しません。概算です。平均年収をそのまま報酬の平均とみなし、過去の給与の再評価や標準報酬の上限、加入時期による乗率の違いを入れていないためです。基礎年金の満額も2024年度の額(816,000円)を使っています。正確な見込み額は、ねんきん定期便やねんきんネットで確認できます。